社員勉強会 菩提寺編

紅葉の美しい季節となりました。

行楽シーズンのお出かけにぴったりですね!

 

今回は5回目になるお寺の住職からご講和をして頂いたお話です。

11月8日(土)、本社で働く社員全員が参加しまして、2時間ほどお話を聴かせていただきました。

 

「みんな平等に四苦八苦して生きている」

すべての生物は、みな生まれ、老い、病み、そして死ぬ。(四苦)

さらに人間は、心と体と隣人と別れに苦しめられる。(もう四つの苦で、四苦八苦)

自分の生き方や生きる場所と仲間のご縁を見つけて生きる、そんな生き方をしたらどうか。

いくら話し合っても分かりあえない人もいるのだから、聞く耳を持たない人とは理解し合えないと覚悟を持つことは必要ですよ。

人生とは刻一刻と無くなっていくもので、限りある時間なのだから、自分が元気に生きていくために必要な仲間を探そう!それが縁(えん・えにし)を感じる生き方ですよ。

これがお釈迦さまの死から2500年経つのに滅ばない仏教の神髄だそうです。

 

「サザエさんも、マスオさんもいなくなった」

私たちは大家族で一軒家に暮らす生活からマンション住まいの核家族になりました・・生活はずいぶん変わったものの夫婦が共働き、家族みんなが忙しく、一緒に食事をする時間もない。家族から個族に変わり、家族は大切にするが、依存し過ぎて自立できない引きこもりの子どもも多く二極化になる。

また、親が病気になり介護や看護のために学校に行けないヤングケアラーも増える。その人の背景にある家族観を知り、個別に処方して大家族の愛情と癒しのパワーを駆使して一人一人の成長と治癒を待つ忍耐強さ・・もはや「大家族主義」は神業(かみわざ)です。

 

「企業で大家族主義を継続するコツとは何だろう」

家族は人間が生れ落ちて最初に経験し、生きるための基礎をする教育する不動の第一次集団なのです。ところが、核家族が増えて人手が足りず、親は簡単に離婚し、いろいろ泥沼のようです。

家の決め事とかも無く、ゆるゆる家族でお友達のようになってしまう。

しかし、2011年の東日本大震災を契機に、避難所での不自由な生活で家族の絆が再注目されます。

住職曰く、

「人間の叡智は災害や戦争の後の荒廃の中から各々が気付いて構築されるものであって野放図に間違った自由や放任、はたまた過保護から生まれる出るものではない。

不自由や苦難がある時にこそ、家族の結束とその真価が問われるのです。

また、個人の人格的成長や能力も、逆境や抑圧状態の経験を経て開花するものもあり、深くて多方面な人格の成長には必要不可欠な要素です。

このことから、企業内で「大家族主義」の理念を継続するためには、厳しい父(役員)の役目、慈愛の母(チームの適任者)、祖父祖母役(言い易く吐き出す場所)、切磋琢磨する兄弟姉妹(社員)となりますが、幼い兄弟の補助と育成の手助けを連携しながら・・ですが、これらの行動は「神の御業(みわざ)」と思って覚悟して取り組むこと。

それぞれの役割について、風通しに注意して、諸問題の情報の共有と忌憚ない意見交換ができる場所を作ることですね。

 

当社の理念の「大家族主義」とは、「ベリーベリーディフィカルト」ということです!

全部書くことができなかったので、続きは次回のブログで。

住職に教えて頂いた「五常」について、書きます!

最近の記事

PAGE TOP